製品用途:四輪 バイク
- 製品内容:拡張モジュール
GPSやGalileoなど、4つのシステムに同時対応した、測位モジュールの最新世代です。モーションセンサを内蔵したPro、及びAim以外のシステムに対応したOpenモデルも追加されました。
GPS09c シリーズ 一覧表
モデル | GPS09c | GPS09c Pro | GPS09c Open | GPS09c Pro Open |
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GPSサンプリングレート | 25Hz | |||
対応システム | 4 (GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou) | |||
測位精度 | 0.5m CEP | |||
コールドスタート時間 | 30秒 TTFF | |||
ホットスタート時間 | 1秒 | |||
アンテナ | 内蔵、22mm | |||
外部電源 | 5〜15V | |||
接続方法 | AiM CAN EXP | CAN、RS232 | ||
モーションセンサ | - | 3軸 G(±5G) + ジャイロ 最大100Hz |
- | 3軸 G(±5G) + ジャイロ 最大100Hz |
サーキットデータベース
GPS09cは、AiMシステムのラップおよび
スプリットタイム計測の、基礎となるものです。
Race Studio 3のデータベースには、世界中の4,000を超える
サーキットデータが登録されており、このデータをシステムに送信しておけば、
測位された現在位置から自動的にサーキットを認識し、
すぐにラップタイム計測が可能です。
自分の好みに合わせたコレクションを作成したり、
サーキットデータの追加や削除も簡単です。
計測データ
そして、接続されているシステムがデータロガーであれば、
タイム計測の他にも、
測位座標(緯度・経度・高度) ・ 現在時刻 ・ 捕捉している衛星数
の各データと、これらから自動的に算出される
車両速度 ・ 加速度(前後および横) ・ ヨーレート ・ 方位角 ・ 測位精度
などのデータが記録されます。
GPSモジュールは、ルーフなどの障害物があると、電波の受信感度が下がり、
計測精度が落ちてしまう場合があります。
ルーフバージョンは、この問題を避けるために、コクピット内ではなく
ルーフ上に取り付けやすい形状になったバージョンです。
モーションセンサを内蔵したProバージョン
GPS09cには、モーションセンサを内蔵した
Pro バージョンも用意しています(GPS09c Pro、およびGPS09c Pro Open)。
このバージョンは、6軸(3軸Gと3軸ジャイロ)の各データを
100HzでCANに出力できます。
Proバージョンを接続できるのは、現行の一部システムに限定されます。
2024年4月現在の対応システム :
販売中のカラーMXxシリーズ ・ SW4シリーズ ・ PDMシリーズ
Openバージョン
GPS09c Open および GPS09c Pro Openは、Aim以外のシステムにも接続できるように開発されたモデルです。
AiM以外のシステムには、CAN もしくは RS232 で接続でき、その設定は自由に行えます。
CANによる接続
Race Studio 3を利用することで、CANメッセージの内容を自由に設定できます。
設定可能な項目 :
- ボーレート
- ID
- DLC(1-8バイト)
- バイトオーダー(ビッグ・リトルエンディアン)
- メッセージ送信レート
RS232による接続
GPS09c OpenからRS232で送信する
GPS NMEAメッセージを設定することができます。
- NMEA DTM
- NMEA GBS
- NMEA GGA
- NMEA GLL
- NMEA GNS
- NMEA GRS
- NMEA GSA
- NMEA GST
- NMEA GSV
- NMEA RLM
- NMEA RMC
- NMEA VLW
- NMEA VTG
- NMEA ZDA
- NMEA TXT
NMEAメッセージの詳細については、
https://www.nmea.org
をご覧ください。
技術仕様一覧
外形寸法 | 53.2 x 53.8 x 19.7 mm (Roof versは 53.2 x 53.8 x 37.2 mm) |
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重量 | 60.5g (Roof versは 100g) |