製品用途:四輪 バイク
- 製品内容:PDM
データロガー機能も内蔵した、高機能パワーディストリビューションモジュールです。現在、英語版を先行販売中です。
最新のシステムにアップデート
PDM32 / PDM08 は、
伝統的なヒューズやリレーで構成された
複雑な古いシステムを最新に更新する
パワーディストリビューションモジュールです。
PDM32 / PDM08キット
Aim の PDM は、アルマイト加工済みのケースで保護され、モータースポーツの過酷な環境に耐えるように設計されています。
また、プロユースにも耐えうるデータロガー機能と、専用のダッシュメーターのコントローラも内蔵しています。
そして、この PDM が車両の電装系の中心となることで、ハーネスや各種デバイスを単純化し、より高度な制御を可能にします。
PDM32とPDM08には、他にも下記のような有用な機能を提供します。
- ECUとのシリアル接続:ECUからのさまざまなデータを取得できます。
- データロガー:車両に追加でデータロガーを搭載する必要はありません。
- GPSモジュール:ラップタイム計測や、位置情報取得に利用できます。
- ダッシュコントローラ:オプションの6インチもしくは10インチの専用ダッシュを簡単に制御できます。
- 9軸モーションセンサ内蔵
- リアビューカメラ入力:アナログビデオ入力装備
キット構成
PDM キットには下記のパーツが含まれます:
- パワーディストリビュッションモジュール本体
+ 4G バイトデータロガー内蔵。
+ ダッシュコントローラ内蔵 - 6 インチもしくは 10 インチダッシュ
- ラップ及び位置情報計測用 GPS モジュール
PDM 本体は 2 モデル:
- PDM32 ハイサイド出力 28 チャンネル + ハーフブリッジ出力 4 チャンネル
- PDM08 ハイサイド出力 8 チャンネル
パワー出力
PDMのパワー出力は、用途に応じて4つの出力レベルがあります。
PDM32のパワー出力
最大20Aまでの高出力 x 4
最大15Aまでの中出力 x 12
最大10Aまでの低出力 x 12
最大35Aまでのハーフブリッジ出力 x 4
保護回路: 過電圧・低電圧・過電流・高温
合計最大出力: 120A
PDM08のパワー出力
保護ダイオード付き最大20A出力 x 1
最大25Aまでの出力 x 1
最大15Aまでの出力 x 6
保護回路: 過電圧・低電圧・過電流・高温
全ての出力に内部フリーホイールダイオード装備
合計最大出力: 100A
各出力には、未接続・ショート・高温・過電流・低電圧・高電圧など、状態を示すフィードバックチャンネルも用意されています。最大電流・エラー時のリトライ回数・リトライまでの間隔などは、全て設定可能です。
全ての出力は、PWMにしたりソフトスタート・ストップさせることもできます。
また、出力ごとに対応したマルチカラーLEDも装備されており、下記のような状態を表示させられます。
- 有効・無効
- 出力状態
- エラー状態
エレガントなビジュアルインターフェースは、各出力チャンネルの高度で柔軟な設定を可能にします。
スペシャルファンクション
設定を簡単にするための、いくつかの「ブラックボックス」システムを用意しています。
一例として、ワイパーの動作をLIN接続やハーフブリッジを使用して制御することが可能です。
この場合、次のような仮想オブジェクトによるアドバンテージがあります。
入力
PDMには下記の入力チャンネルが装備されています。
PDM32 | PDM08 | |
---|---|---|
アナログ / デジタル | 8 | 6 |
デジタル | 4 | - |
速度 | 2 | 2 |
アナログ入力
アナログ入力チャンネルを設定する際、内部の2kΩプルアップ抵抗を使用することができます。これにより、多くのアナログセンサをそのまま接続することが可能です。
デジタル入力
デジタル入力チャンネルを設定する際、内部の10kΩプルアップもしくはプルダウン抵抗を使用することができます。
ダッシュ
PDM08とPDM32のどちらも、新型専用ダッシュを接続できます。専用ダッシュは6インチもしくは10インチのTFTディスプレイを装備しており、Race Studio 3で自由に設定できます。
リアビューカメラ
PDM32には、2つのアナログビデオ入力も装備されており、この画像をダッシュに表示させてリアビューカメラなどとして利用できます。カメラ表示への切り替えは、ボタン操作やリバースギアの検出など、さまざまなトリガーにすることができます。
データマネージメント
PDMには、下記のようにさまざまなデータを入力させ、記録することができます。
- ECU接続:1,000以上のECUプロトコルに対応済み
- オプションのRIO02モジュールや市販のCANキーパッドによるボタンスイッチ入力。CANプロトコルも簡単に設定可能です。
- デジタル / アナログ入力
- 全ての電流値やパワー出力の状態
- 内蔵9軸モーションセンサ
- ユーザ側で設定できるさまざまな計算チャンネル
- 各種拡張モジュールで計測したデータ
GPS
PDMに付属するGPSモジュールにより、
サーキットでのラップタイム計測が可能になるほか、
エンジンチューニングやドライビングスキル向上に役立つ
さまざまな情報を記録できます。
ラップタイム計測ポイントのデータは、
世界中の4,000以上が用意されています。
データロガー
データロガー機能が内蔵されており、全てのアナログ入力チャンネル・デジタル入力チャンネル・ECUチャンネル・GPSの位置計測データ・出力電流・パワー出力チャンネルの状態など、さまざまなデータを記録できます。このデータはPC上で確認でき、トラブルシュートを容易にします。下記のスクリーンは、エンジンクランキング時のデータの一例です。
- 赤:スターターボタン状態
- 青:バッテリー電圧
- 紫:ソレノイド電流
- 深緑:燃料ポンプ電流
- 緑:エンジン回転数
技術仕様一覧
CANバス | 3 (ECT / CAN2 / EXP) |
---|---|
ECTポート | あり(CAN / RS232C / K-Line) |
内蔵モーションセンサ | 3軸G(最大5G) + 3軸ジャイロ |
内蔵メモリサイズ | 4Gバイト |
筐体 | アルマイト処理済みアルミニウム |
外形寸法 | 234.5 x 94.6 x 49.5mm (PDM32) / 161 x 100.6 x 50.6mm (PDM08) |
耐環境性能 | IP65準拠 |
各種図面
付属品
PDM本体 / 各種ハーネス類(キット内容によります)
専用オプションパーツ
RPM-CANコンバータ (詳細は英語版データシートをご覧ください。)