車両への接続方法(ECT)
車両(ECU)へのシリアル接続について
現在販売しているAim製品の多くは、車両のECUや、さまざまなデバイスにシリアル接続できるECT(Easy Connection technology)ポートを搭載しています。対応しているECU・デバイスであれば、数本の通信線を接続し、設定メニューからモデルを選択するだけで、さまざまなデータを取得できるようになります。
通信方法は、CAN・K-Line・RS232Cなどに対応しており、接続方法についても英語版ドキュメントを公開しています。
接続方法について
対応モデルの概略
モータースポーツで利用されることが多い車両ECU・デバイスについては、二輪・四輪問わず幅広く対応しています。
また、2008年以降にモデルチェンジされた乗用車では、標準化された通信プロトコルを採用している場合が多くなっています。これらの車種であれば、診断(OBD2)コネクタに接続するだけで、エンジン回転数・速度・水温など、必要最低限のデータは取得できます。下記メーカー情報ページに、対応車種一覧があります。
接続方法に関する英語版ドキュメント
下記はメーカーの英語版情報ページへのリンクです。メーカー・車種ごとに分類されています。
接続や設定方法などは、車種ごとに異なりますので、上記ドキュメントの内容をご確認いただいた上で作業してください。
対応していない車両への取り付け
旧モデルなど、ECTに対応していない車両の場合でも、デジタルパルスやアナログ入力チャンネルが装備されている製品であれば、それらに接続してデータを取得することは可能です。
詳細については製品に付属する日本語マニュアルをご覧ください。
SSバイク用プラグアンドプレイハーネス
一部製品には、各社のスーパースポーツバイク用に対応した、プラグアンドプレイハーネスも用意しています。詳細は下記メーカーページをご覧ください。
プラグアンドプレイキット一覧ページシリアル通信方法について
ECTポートは下記の通信方法に対応しています。モデルによっては搭載されていない通信方式もあります。
CAN
CANとは、Bosch社によって開発されたControll Area Networkの略称で、現在ではISOにより国際標準規格となっています。現在ではほとんどの市販車両で使用されています。
K-Line
CANが標準化される以前の車両で、使用されているものがあります。現在でも一部のバイクではこの方法で接続します。
RS232C
PCや一般工業用計測器などで利用されていた規格です。一部のレース用ECUなどはこの方法で接続します。