製品用途:四輪 バイク
- 製品内容:データロガー
EVO4Sは様々なカテゴリーのレースシリーズでオフィシャル指定となっているEVO4の進化モデルです。チャンネル毎に1つのコネクターで接続するという基本ロジックは踏襲されていますが、内部の電子部品は完全に入れ替わりました。すでに販売中のダッシュロガーシリーズと同等の機能となり、設定ソフトウェアはRace Studio 3となります。
様々なデータ入力方法
EVO4Sは、ECUからのシリアル信号、アナログ・デジタル入力チャンネル、内臓モーションセンサ、さらに付属するGPSモジュールなど、様々なデータを計測することができます。
また、これらの計測データを元に、リアルタイムに計算させた値を表示させる事も可能です。
最大8セット接続できる拡張モジュールを利用すると、機能や入力チャンネルを増やすこともできます。
センサの接続
様々なセンサをEVO4Sに接続できます。
- 5チャンネルのアナログ入力は、12ビットの解像度を持ち、0-5V・0-500mV・0-50mVの出力を持つセンサや熱電対を接続できます。温度・圧力・変位など、様々なセンサを使用することが可能です。
- 2チャンネルの速度入力には、異なる速度センサを接続でき、各車輪ごとの挙動を監視できます。
- 1チャンネルのRPM入力には、ECUが出力する矩形波信号かコイル一次側の低電圧のパルス信号を接続できます。
内蔵モーションセンサ
内臓モーションセンサにより、3軸の加速度及びヨーレートが計測できるため、車両の挙動解析に役立てることができます。
信号出力
デジタル出力
EVO4Sには、デジタル出力チャンネルが装備されています。
このデジタル出力チャンネル(Dout)を利用して、追加の警告ランプ、
冷却ファンや循環ポンプなどを制御できます。
もちろん、「どの計測チャンネルがどのような値になった時に」など、
作動する条件は細かく設定できます。
詳細な情報(英語版PDF)
CAN出力
ECUとの接続に用いるCANバスに、
EVO4Sからのデータを出力させることができます。
必要に応じて機能を拡張
専用のCANバスを利用して、EVO4Sに様々な拡張モジュールを接続することができます。
これらのモジュールにより、計測データを増やしたり、機能を拡張できます。
下記は、接続の一例です。
Race Studio 3、オールマイティーソフトウェア
Race Studio 3は、Aim製品の中心であり、様々な設定やデータ解析を行います。
Race Studio 3はフリーソフトで、ダウンロードページから最新バージョンを入手できます。
Configuration(設定)
Race Studio
3を利用して、全ての内臓チャンネル・ECUドライバ・計算チャンネル・ディスプレイ表示方法・デジタル出力チャンネル・各種警告・エンジン回転警告ランプ・拡張モジュール類の設定ができます。
これらの設定を書き出して別のPCで利用するなどの管理も行えます。
この他にも、走行するサーキットのGPSラップ計測ポイントの管理を行ったり、SmartyCAM HDシリーズで撮影した2つのビデオファイルを同時に再生して比較することもできます。
Analysis(解析)
記録した全てのデータを、プロットグラフ・ヒストグラム・一覧表など、様々な方法で表示・解析することができます。この解析により、ドライビングスキルの向上や、車両のセットアップなどをミスなく行えます。
バイク用プラグアンドプレイケーブル
市販のスーパースポーツバイク用プラグアンドプレイ(P&P)ケーブルも用意しています。
対応車種であれば、カプラーオンでECUのデータを取得できます。
技術仕様一覧
CANバス | 2 (ECT / EXP) |
---|---|
ECTポート | あり(CAN / RS232C / K-Line) |
アナログ入力チャンネル | 5チャンネル (最大サンプリングレート500Hz) |
デジタル入力チャンネル | 速度 x 2 / ラップ信号(赤外線・磁気) / エンジン回転数パルス |
デジタル出力チャンネル | 1チャンネル (最大1アンペア) |
内蔵モーションセンサ | 3軸G(最大5G) + 3軸ジャイロ |
内蔵メモリサイズ | 4Gバイト |
筐体 | アルミニウム(アルマイト) |
コネクタ | Binder x 13 |
外形寸法 | 130 x 35 x 46.6mm |
重量 | 330g |
耐環境性能 | IP65準拠 |
各種図面
付属品
EVO4S 本体 / ECU接続ケーブル / デジタル出力・RPMケーブル / GPSモジュール / USBケーブル