製品用途:四輪 バイク
- 製品内容:データロガー
EVO5は、多くのレースシリーズにおいてデファクトスタンダードとして採用されている伝統的なデータロガーの、新世代モデルです。アルミニウム製の筐体はコンパクトで、様々な車両に簡単に取り付けることができます。新しいRace Studio 3ソフトウェアを用いて、設定もシンプルに、そして素早く行うことができます。
様々なデータ入力方法
EVO5は、ECUからのシリアル信号、アナログ・デジタル入力チャンネル、内臓モーションセンサ、さらに付属するGPSモジュールなど、様々なデータを計測することができます。
また、これらの計測データを元に、リアルタイムに計算させた値を表示させる事も可能です。
最大8セット接続できる拡張モジュールを利用すると、機能や入力チャンネルを増やすこともできます。
信号出力
デジタル出力
EVO5には、デジタル出力が2チャンネル装備されています。
このデジタル出力チャンネル(Dout)を利用して、追加の警告ランプ、
冷却ファンや循環ポンプなどを制御できます。
もちろん、「どの計測チャンネルがどのような値になった時に」など、
作動する条件は細かく設定できます。
詳細な情報(英語版PDF)
CAN出力
ECTとCAN2の2つのCANバスのどちらかに、
EVO5からのデータを出力させることができます。
モータスポーツコネクタ
最高品質の2つのモータースポーツコネクタを採用し、シンプルで判りやすい接続を実現しました。
37ピンコネクタは使用する際にメインとなる電源・ECT CANポート・AiM用拡張CANポートなどに使用され、
22ピンコネクタは、CAN2ポートやデジタル出力などの追加機能に割り当てられています。
複数のデータ転送方法
EVO5からのログデータ転送には、従来のUSB接続以外の方法も可能です。
SDカードスロット搭載
SDカードスロットを搭載し、必要なデータをすべてSDカードに記録できるようになりました。
カードは防水ドアで物理的に保護される他、搭載されたセンサにより、
ドアが開かれるとすべてのファイルをクローズしてデータロスを防ぎます。
データのダウンロードはあっという間です。SDカードを抜き取るだけで終了です!!。
WiFi接続
EVO5はWiFi接続が可能です。
ワイヤレスで各種設定やデータダウンロードが行えます。
必要に応じて機能を拡張
専用のCANバスを利用して、EVO5に様々な拡張モジュールを接続することができます。
これらのモジュールにより、計測データを増やしたり、機能を拡張できます。
下記は、接続の一例です。
Race Studio 3、オールマイティーソフトウェア
Race Studio 3は、Aim製品の中心であり、様々な設定やデータ解析を行います。
Race Studio 3はフリーソフトで、ダウンロードページから最新バージョンを入手できます。
Configuration(設定)
Race Studio
3を利用して、全ての内臓チャンネル・ECUドライバ・計算チャンネル・ディスプレイ表示方法・デジタル出力チャンネル・各種警告・エンジン回転警告ランプ・拡張モジュール類の設定ができます。
これらの設定を書き出して別のPCで利用するなどの管理も行えます。
この他にも、走行するサーキットのGPSラップ計測ポイントの管理を行ったり、SmartyCAM HDシリーズで撮影した2つのビデオファイルを同時に再生して比較することもできます。
Analysis(解析)
記録した全てのデータを、プロットグラフ・ヒストグラム・一覧表など、様々な方法で表示・解析することができます。この解析により、ドライビングスキルの向上や、車両のセットアップなどをミスなく行えます。
技術仕様一覧
CANバス | 3 (ECT / EXP) |
---|---|
ECTポート | あり(CAN / RS232C / K-Line) |
アナログ入力チャンネル | 8チャンネル (最大サンプリングレート500Hz) |
デジタル入力チャンネル | 速度 x 4 / 赤外線ラップ信号 / エンジン回転数パルス |
デジタル出力チャンネル | 2チャンネル (最大1アンペア) |
WiFi接続 | あり |
内蔵モーションセンサ | 3軸G(最大5G) + 3軸ジャイロ |
内蔵メモリサイズ | 4Gバイト |
筐体 | アルミニウム(アルマイト) |
コネクタ | オートスポーツコネクタ x 2 |
外形寸法 | 114.4 x 47.2 x 58.8mm |
重量 | 300g |
耐環境性能 | IP65準拠 |
各種図面
付属品
EVO5 本体 / 37ピン標準ハーネス / GPSモジュール / USBケーブル